NISAとiDeCoの相性は抜群!非課税でスタートできる少額投資

「投資を始めた方がいいと思うけれど、ちょっと怖い……」とためらっている人はいませんか? そんな人でも少額からチャレンジしやすい非課税投資の仕組みがあります。投資の利益に課税されないNISA(少額投資非課税制度)と、節税しながら自分の年金作りができるiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用するのはいかがでしょうか。

課税される金融商品よりも、NISAとiDeCoを使おう

株式や投資信託への投資は、証券会社や銀行で口座を開設すれば始められますが、それよりも優先して活用したいお得な制度があります。利益に課税されずに投資ができる「NISA(ニーサ)」と、非課税と所得控除という2つの税制優遇を一度に受けられる「iDeCo(イデコ)」です。

本来、投資で利益を出すと、その利益額に約20%の税金が課せられるため、実際に手元に残る利益は約80%にまで減ってしまいます。しかし、これらの非課税の仕組みを使って投資すれば、利益の全額を手にすることができるのです。

NISAもiDeCoも、節税に非常に有利な仕組みであるため、無制限に使えるわけではなく上限額が決まっています。もし投資を検討するなら、課税される金融商品よりも非課税のNISAやiDeCoを優先して活用するのがお得です。

つみたてNISAなら投資初心者も安心

NISAは、NISA専用口座で投資した分の利益がすべて非課税になるというお得な制度です。NISAには2014年に始まった一般NISA(通常のNISA)、2016年からは未成年者用の「ジュニアNISA」が、そして2018年1月からスタートした「つみたてNISA」があります。一般NISAとつみたてNISAはどちらか一方のみ開設できます。

一般NISAは年間120万円までの投資が最長5年間非課税になるので、まとまった資金がある人や、値上がりしそうな個別株を選んで投資したい人に向いています。

未成年者向けジュニアNISAは年間80万円まで、最長5年間利用できます。子どもの将来的な資産形成が目的のため、18歳になる年度の12月末までは払出しが制限されています。

つみたてNISAは、毎月一定額を積み立てていく積立投資に特化した制度で、年間40万円の投資を最長20年間続けることができます。

いずれも少額の投資が非課税でできる制度ですが、初心者に最も向いているのは「つみたてNISA」です。毎月の給料から一定額を積み立てていけばいいので、まとまった資金がなくても始められます。1万円未満でも始められるので、初めての投資に不安を感じる人も少額で経験を積むことができます。

一般的な投資では、「値上がりしそうな投資商品を値上がりする前に買う」ことが重要なので、初心者にとってはハードルが高くなりがちです。しかし、積立投資なら毎月一定額の投資を続けるだけなのでこうした相場観が不要になります。

投資できる上限額は年間40万円と一般NISAより少なくなっていますが、最長20年間続けられるので最大800万円の投資ができます。長期でコツコツ続ける資産形成がつみたてNISAなら容易に実現できます。

現役世代から節税メリットを受けられるiDeCo

一方、毎月一定額を積み立てる仕組みは、iDeCoもつみたてNISAと共通しています。iDeCoではさらに、所得税や住民税を計算する元となる「所得」から、投資した全額を差し引く「所得控除」の対象になる点で、NISAより有利となります。収入のない専業主婦は所得控除が受けられず、iDeCoのメリットを一部受けられませんが、会社員の場合はiDeCoのメリットは大きくなるでしょう。

例えば、所得税率が10%の人の場合、住民税の10%と合わせると、積み立てた額の20%に相当する額を節税できることになります。積み立てられる額は月額5,000円からで、上限は人によって異なりますが、例えば企業年金のない会社員の場合は2万3,000円となります。

NISAとIDeCoを効果的に使って、将来に向けた資産形成をしよう

NISAとiDeCoは相性が良く、組み合わせて利用することが可能です。税金の面でみるとiDeCoの方が有利ですが、iDeCoは60歳になるまで原則換金できないことに注意する必要があります。

このため、老後資金作りにはiDeCoを優先して使い、老後より前に使う可能性がある資金はNISAを活用するのがいいでしょう。あるいは、老後のための積立投資はiDeCoを活用し、短期資金で投資する場合や個別株に投資したい場合は一般NISAを活用するといった使い分けも可能です。