クラウドファンディングで不動産投資を検討するときにリスクを確認する方法

クラウドファンディングを用いて不動産投資ができるようになり、手軽に投資が楽しめるようになった昨今。しかし、簡単に投資ができるようになったとはいえ、不動産投資型クラウドファンディングを始めるときには、確認すべき条件やリスクを知っておく必要があります。

本稿では、それらをどのように確認しどう捉えるべきか紹介します。それらがわかるようになることで、不動産投資型クラウドファンディングの活用方法がより理解できることでしょう。

不動産投資型クラウドファンディングとは?

不動産投資型クラウドファンディングとは、不動産事業者が不特定多数の投資家から資金を集め、その資金をもとに不動産で運用し、運用により得られた収益を分配金として投資家に還元する仕組みです。このほか、マンションなどの物件を担保にして不動産事業者に資金を貸付けるといった方法もあります。

1口1万円からの少額投資が可能で、予定分配率(利回りに相当)が年5%程度と、J-REIT商品と比べてもやや高めとなっています。

こうした投資や貸付により不動産事業者への資金支援がされることで、大手の不動産事業者がターゲットにしていないような小規模の不動産取引が行われるようになりました。これによって不動産取引が活性化され、不動産取引市場を拡大させることにもつながっています。

クラウドファンディングを利用した不動産投資するときの投資内容の確認方法

それでは、実際にクラウドファンディングを利用して不動産投資をする場合の投資内容の確認方法について解説していきましょう。たとえば、TATERU Fundingでは会員登録をすることで投資内容の詳細を確認することができます。

このときにしっかり確認しておきたいのが、どういった投資なのか? という点です。対象物件の種類は何なのか(マンション、オフィスビル、アパートなど)、予定分配率は何%なのか、運用期間はどれくらいなのか、といった条件をしっかり確認しましょう。

予定分配率は通常、あくまでも1年運用した想定で換算されています。投資案件によっては運用期間数ヵ月といったこともありますが、その場合には、その月数分のみの利回りとなるので注意が必要です。

また、中途換金できるかどうかも確認が必要です。不動産投資では通常、中途換金ができません。これは、クラウドファンディングでも同様です。ただし、TATERU Fundingのように中途換金(解約)ができるサービスもありますので、投資する前に確認してみてください。

クラウドファンディングのプロジェクトのリスク確認方法

次にリスクについてです。あくまでも投資や貸付のため、場合によっては元本割れするおそれがあります。各不動産事業者ではリスク対策として、不動産などを担保として保全する措置を講じているほか、火災保険などの保険に加入するなど、万一の場合に備えています。こうした措置をとっているかどうかも確認しましょう。

また、これまでの投資案件において無事に資金が戻ってきているかどうかを、各不動産事業者のウェブサイトで確認することもリスク回避の手段として重要といえます。確認方法は、運用終了と記載されているプロジェクトを対象に、予定分配率に対し実績分配率が達成しているかどうかをチェックすることです。

リスク許容度に応じた不動産投資が重要

1件のみの不動産投資では地域・物件が限定されるため、地震などの自然災害リスクを避けられるわけではありません。また、必ずしも利回りが確定しているわけではないため、予定どおりに利益が分配されるかどうかもわかりません。

そのため、リスク許容度に応じて、投資対象地域を分けるなど分散投資をしていく必要があります。場合によっては、投資する期間を分ける時間分散も有効となるでしょう。リスクをあまり取りたくない人は運用期間の短いものから投資し、慣れてきたら同期間が長めのものに投資したり、複数の案件に投資するといった方法が良いでしょう。

リスクをいかに減らすかを考えよう

クラウドファンディングを利用した不動産投資にしても、現物の不動産投資にしても、リスクはいずれも付きものです。ただ、そのリスクをいかに軽減しながらリターンを取っていくかが不動産投資でも重要となります。

リスクをいかに減らすか。これは前述の分散投資をしたり、ほかの資産運用手法にも並行して取り組むなどにより実現できます。不動産投資においてもリスクを回避するためには、どんなリスクが内在しているかを正しく把握することから始まります。商品の投資内容やリスクをしっかり確認したうえで、クラウドファンディングを活用していきましょう。