はじめての投資に最適 初心者におすすめの投資信託とは?

証券会社や金融機関の店頭でよく見かける投資信託の広告。はじめての投資先の一つとして有望な金融商品ですが、ひとくちに投資信託といってもさまざまな種類があり、初心者はどれを選んだら良いか迷うことでしょう。

ここでは株式投資信託に的を絞り、”株式市場全体の上昇を買える”インデックス投資信託(以下、インデックス投信)のメリットを紹介します。

投資信託とはあるテーマをパッケージで買うこと

投資信託にはさまざまな種類の商品があります。大きく分けると、株式を組み入れる「株式投資信託」と、株式を組み入れない「公社債投資信託」の2種類があります。このほかにも金や穀物・原油などの商品を組み合わせた「コモディティ上場投資信託」や、外国で発行された「外国投資信託」など種類は多岐にわたります。

また、株式投資信託の場合でも、「ニッポン中小型株ファンド」や「ロボット・テクノロジー関連株ファンド」など、テーマに見合う複数銘柄を組み入れたファンドが多数販売されています。

したがって、高齢化社会の進展に伴って将来ロボット・テクノロジーの需要が確実にふえると予想できれば、「ロボット・テクノロジー関連株ファンド」を購入する投資法も一案です。投資信託とは「あるテーマをパッケージで買う」というイメージで考えると理解しやすいでしょう。

初心者におすすめの投資信託とは?

しかしながら、初心者が多岐にわたるテーマ別のファンドから細かく選択するのは、かなり難しいのも事実です。そこで最初に購入する投資信託としておすすめなのが、株式市場全体に投資することができるインデックス投信です。

インデックス投信とは、日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)など、株価指数に連動して基準価額が決定する投資信託のことをいいます。個別のテーマに限定しないため、特定の業種の値動きに左右されることなく、株式市場全体の成長を買えることが特徴といえます。

インデックス投信で相場全体の流れを会得する

インデックス投信のメリットは、毎日のニュース番組でも日経平均株価やTOPIXの指数が報道されることです。初心者はファンドの動向チェックが難しくなりがちですが、ニュースなどから情報が自然に入ってくることでファンドの動きを把握しやすくなるでしょう。債券中心の投資信託と違い、株式市場の値動きにほぼ連動するので、新聞やテレビのニュースを見るようになり、相場全体の流れをつかめることが期待できます。

もう一つのメリットは、信託報酬が低めに設定されていることです。これは市場全体を投資対象とすることでファンドの運用コストが安くなるためといえます。投資信託の最大のコストが信託報酬であることを考えると、これは大きなメリットでしょう。

組み入れ銘柄を買ったつもりで株価をチェックする

インデックス投信を購入したら「交付目論見書(投資信託説明書)」を閲覧し、「どのような銘柄が組み入れられているか」をしっかりとチェックしましょう。その中で個別に買ってみたい銘柄をピックアップし、日々の株価の値動きを新聞の株価欄を見てチェックすれば、将来の個別銘柄に投資する際の良い訓練になります。

急騰急落を経験し投資家心理を学ぶ

ビットコインほどではないにしても、株式もかなり値動きの大きい商品です。株式市場全体が急落することもあれば、個別銘柄に悪材料が出て急落することもあります。初心者が損失を出す典型的なケースが、持ち株が急落したときに「さらに下落するのではないか」と不安になり、慌てて売ってしまうことです。

逆に株価が急騰すると強気になり、「もっと上がるかもしれない」と欲が出て一気に買い増しをしたら、天井圏(株価が最も高い状態)で、その後株価が下がったということもあります。そのような結果を招かないために、インデックス投信を保有している段階で急騰急落を経験して投資家心理を学ぶのは、今後の投資においてとても有意義なことでしょう。

慣れてきたら個別銘柄にチャレンジする

株式投資信託で株式市場の値動きに慣れてきたら、次は個別銘柄の投資にチャレンジしてみましょう。引き続き日経平均株価に採用されている企業に投資するのも投資方法の一つです。

さらに、個別銘柄のチェックで興味を持った銘柄に投資するのも良いでしょう。株主になると業績によって配当金や、企業によっては株主優待の商品や優待券を設定しているところもあります。決算報告書も送られてきますし、株主総会にも出席できるので、より詳細に投資した企業を知ることができる点がメリットです。

株式投資の醍醐味を味わうには個別銘柄への投資は欠かせません。プロ野球選手がキャンプで基礎体力を鍛え、公式戦への備えをするように、まずは株式投資信託から投資をはじめて将来の個別銘柄投資に向けた訓練をしておくと良いでしょう。