【タイプ別】投資信託で資産運用する場合のリスクの低い運用とは?

これから投資をはじめる人の中には、まずは手始めに「投資信託」で資産運用を考えている人も多いでしょう。しかし商品の種類がたくさんある投資信託を前に、どの商品を選んでいいのか迷ってしまうかもしれません。

投資信託の種類によっては思わぬリスクを負ってしまうこともあります。まずはリスクの低い運用方法からはじめてみましょう。

投資信託の投資対象

投資信託は、投資家たちから集めた資金を専門家が代わりに投資して運用するものです。投資対象は株式、債券、不動産、金、小麦、原油・ガソリンなど、さまざまあります。このなかでメインとなるのが株式と債券です。株式と比べると債券は値動きが小さく、安定した運用ができるといわれています。

債券には国内債券と海外債券があり、それぞれ性質が異なります。海外債券には為替変動リスクがあるため、急激な円高になると損失を被ってしまうかもしれません。しかしながら株式と比べるとリスクは低めです。ここからは、債券をメインにした運用方法をご紹介します。

国内債券をメインにしたリスクの低い資産運用

もっともリスクが低いとされているのが国内債券です。値動きが小さいため大きなリターンは期待できませんが、普通預金に預けておくよりは利回りが多少良いでしょう。海外債券と違って為替変動リスクがないのも魅力です。

ある程度リターンを求めたいのであれば、国内債券に重きを置きながら、国内株式や不動産を対象にした投資信託を組み込むと良いでしょう。国内債券への投資比率を70%と多めにして、残りの30%を国内株式と不動産に配分します。債券と株式は逆の相関関係にあり、株が下がると債券が上がり、株が上がると債券が下がる傾向です。債券と株の両方に投資することでリスクヘッジにもなるでしょう。

海外債券をメインにした運用方法

海外債券をメインにするのであれば、為替ヘッジの有無について考える必要があります。為替ヘッジのある投資信託は、国内債券や国内株式と同様、直接的に為替変動の影響を受けません。一方、為替ヘッジのない投資信託は、為替の変動によって直接的な影響があります。

安定した運用を目指すのであれば為替ヘッジありの商品を選んだほうが良いでしょう。多少リスクを負ってもリターンを求めたいのであれば、為替ヘッジなしの商品も取り入れていくのがおすすめです。また、安定性の高い国内債券も組み合わせればリスクを低く抑えられるでしょう。

債券と株式を取り入れた運用方法

債券の割合をふやすとそれだけ資産運用におけるリスクが低くなりますが、値動きが小さく大きなリターンは望めません。資産運用におけるリスクの高低は、債券の割合にかかっているといっても良いでしょう。ある程度リスクがとれるのであれば、株式や不動産の割合をふやしていきます。

ただし投資信託の種類はさまざまです。投資対象を決めたうえで、投資信託を選択するのは大変かもしれません。そんな人におすすめなのが、あらかじめ複数の投資対象に投資している投資信託商品です。

たとえば6資産に均等に投資する投資信託なら、国内株式、国内債券、国内不動産(J-REIT)、海外株式、海外債券、海外不動産の投資信託を買ったのと同じ効果が得られます。配分をふやしたい商品があれば別途その商品の投資信託を買い足すことで、自分なりの運用ができるようになるでしょう。

まずは余剰資金からはじめよう

ここでは比較的リスクが低い運用方法について紹介しましたが、市場の状況によっては元本割れしてしまうおそれがあるため、まずは余剰資金ではじめるようにしましょう。万が一大きく元本割れしてしまっても、長期的に保有していればプラスになる可能性があります。

購入する際は一度にまとめて購入するのではなく、1万円なら1万円と金額を決めて、少しずつ積み立てていくようにしましょう。期間をずらして同じ金額を積み立てることによって、価格が高いときには少なく購入し、安いときには多く購入することができるからです。じっくりコツコツ取り組むことで、安定した運用につながります。