投資型クラウドファンディングの市場規模が拡大中!その市場規模の大きさに迫る

クラウドファンディングという言葉を耳にする機会が多くなってきました。これはクラウドファンディングそのものの市場が拡大していることの表れともいえます。

では、実際にどの程度の市場規模があるのでしょうか。また、今後期待される「投資型クラウドファンディング」の注意点はどのようなことがあるのでしょうか。投資型クラウドファンディングの将来展望についても解説していきます。

投資型クラウドファンディングの魅力

まず、投資型クラウドファンディングの市場が拡大している理由として考えられる魅力をあげましょう。

投資型クラウドファンディングは、これまで資金調達がしたくてもできなかった起業家にとっての救世主ともいえるべき資金調達方法であり、さまざまな投資家からの支援を少額から受けることができるという特徴があります。

投資する側から見れば、面白そうなプロジェクトに関わることができ、かつリターンを得ることができる点は投資型クラウドファンディングの醍醐味といえるでしょう。

こうした投資がその企業の経営を通じて社会貢献にもつながり、経済活性化にも役立つということは、投資家・起業家の双方にメリットがあるほか、日本経済にもプラスとなります。まさに現代の資金調達方法として投資型クラウドファンディングは欠かせないものになっていく可能性が高いでしょう。

投資型クラウドファンディングの市場規模とは

実は、投資型クラウドファンディングだけではなく、クラウドファンディング事態の市場が拡大しています。矢野経済研究所「国内クラウドファンディング市場の調査を実施(2017年)」によれば、2016年度の国内クラウドファンディングの市場規模(新規プロジェクト支援額ベース)は前年度比96.6%増の745億5,100万円と大幅に市場が拡大傾向にあります。

なかでも融資型(貸付型)が約672億円とダントツに多く、ファンド型が約3億円、株式型が約0.4億円、購入型が約62億円、寄付型が約5億円となっています。

投資型クラウドファンディングの市場規模は融資型・ファンド型・株式型の合計で約675.4億円となり、クラウドファンディング市場を牽引する役割を担っていることがわかります。

また、矢野経済研究所によれば、2017年度の国内クラウドファンディングの市場規模は、前年度比で46.2%増の1,090億400万円が見込まれています。融資型(貸付型)だけではなく、株式型の活用も期待され、経済活性化を担う一手法として投資型クラウドファンディングは注目を集めていくことでしょう。

投資型クラウドファンディングの注意点

市場が拡大し、資金調達ニーズ・資金提供ニーズが増加することは大変喜ばしいことですが、投資型クラウドファンディングの注意点も覚えておきましょう。

投資型クラウドファンディングは、あくまでも「投資」です。リターンが確定しているわけではありません。そのため、プロジェクトが失敗し、リターンはおろか投資金額も返ってこないといったケースも可能性としては否定できません。

また、融資型やファンド型の場合には最終的にプロジェクトがうまく進めば元金が戻ってきますが、株式型の場合には上場というゴールを達成するか、その企業がM&Aにより買収などされなければ株式売却は基本的には難しいため、余裕資金の中から投資するべきだといえます。

今後認知度はさらに高まる可能性大!

こうした投資型クラウドファンディングを通じて新しいビジネスが生まれ、リスクをとった資金が流れることで技術革新などにつながる可能性は大いにあると考えられます。まだまだ一般投資家にまで拡充しているとは言い切れない部分があり、資金提供者は今後さらに拡大する可能性が十分ありえます。また、認知度もそれに伴ってさらに高まっていくことでしょう。

預貯金が主体の日本でも、投資型クラウドファンディングによりリスクをとるマネーの割合が拡大するかもしれません。市場が拡大する投資型クラウドファンディングの将来性は、明るいとみていいのではないでしょうか。