全部が初心者向け 運用しやすい投資はこれ!

投資してお金が減ることに抵抗がある人は、元本が保証されている銀行預金しか利用してないかもしれません。しかし、投資をしないという選択肢にもリスクがあります。

たとえば、普通預金の100万円が10年後に90万円になることはありませんが、100万円で買えたものが110万円になってしまって買えなくなるケースはありえます。これが物価上昇によるお金の価値の実質的な目減りです。

お金の価値の目減りを防ぐためには、ある程度のリスクを負って投資を検討する必要があります。そこで、少ない資金で初心者でもはじめやすい投資について解説します。

1万円からはじめられる個人向け国債

国は主に税金を活用して公共事業などを行いますが、税金が不足している場合に「国債」を発行します。国は国債を売却し資金を得ますが、国債を購入した投資家は一定期間利息を受け取ることができ、満期になると額面金額を受け取ることができます。国が借金をするために発行するのが国債ですが、個人でも購入しやすいようにしたものが「個人向け国債」です。

国の責任で利息と額面金額を支払うので安全性は高く、普通預金よりも金利が高く設定されています。そのため、株式や投資信託など元本割れするのを避けたい人には向いている投資でしょう。

個人向け国債には、10年変動、5年固定、3年固定があります。「変動」は金利が変動し、「固定」は一定です。たとえば、10年変動の個人向け国債を1万円で購入すると、半年ごとに利息を受け取れ、10年後に元本の1万円が戻ってくる仕組みです。購入窓口は銀行や証券会社などで手続きができます。
※いずれの国債も、発行から1年経過しますと換金がいつでも行えます。

月々5,000円からはじめられる積立投資 iDeCo(イデコ)

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、自分で毎月の掛け金を決めて運用する商品を選択します。商品は安全性の高いものからリスクのあるものまであり、自由に組み合わせることができ、変更することも可能です。金融機関によって扱っている商品が異なるため、商品ラインナップや手数料、サービスなどを比較して利用する金融機関を決めたほうがいいでしょう。

また、iDeCoは年金に上乗せすることが目的ですので、資産の受け取りは早くても60歳以降です。したがって、毎月の掛け金を無理のない範囲で、今の生活に支障をきたさないよう十分検討する必要があります。

iDeCoの大きなメリットは、税制面の優遇です。毎月の掛け金は全額が所得控除できるため、節税対策になります。さらに、運用益が非課税で再投資され、退職後の年金の増加が期待できます。投資した資金を60歳以降に受け取る際は「年金」「一時金」のどちらを選択するかで所得の区分は異なります。税金も比較的優遇されているので、これらを踏まえると、運用による収益がゼロでも一定の利益を得ることも期待できるでしょう。

一定額まで非課税となるNISA・つみたてNISA

株式や投資信託を売却した場合、その利益に対して20.315%の税金がかかります(2018年3月時点)。一方、NISA口座を開設してNISA口座内で株式や投資信託を取引すれば、利益が出た場合は非課税になります。NISA口座以外の特定口座や一般口座で取引するよりも受取額がふえるのです。

一言でNISAといっても、「一般NISA」「つみたてNISA」で内容が異なる点は要注意です。NISA口座を開設する際は、どちらかを選択しなければなりません。2018年3月時点でNISAは毎年120万円が上限で、非課税期間は最長5年間ですが、株式や投資信託などさまざまな銘柄を購入することができます。

一方、つみたてNISAは、毎年40万円が上限で非課税期間が最長20年間です。しかし、投資対象は一定条件を満たした投資信託に限られています。いずれも投資額に上限がありますが非課税枠があるため、初心者は内容を熟知したうえではじめるといいでしょう。

初心者は、税制面で優遇されている制度を活用しよう

投資先は、リスクの小さいものから大きいものまで数多くあります。ある程度のリスクを負わなければ普通預金や定期預金以上の収益を得ることは難しいです。しかし、いきなりハイリスク・ハイリターンの商品を知識不足のまま適当に投資することは非常に危険です。

リスクとは、この場合は元本が割れてしまうことなので、投資前に自分が「どのぐらいのリスクであれば取ることができるのか」を確認しておきましょう。

投資の際は、税制面で優遇されている制度を有効的に使うことも戦略の一つです。仮に、小さな運用結果だったとしても、節税効果を考えると積み重ねていけば大きな利益を得ることが期待できます。投資に興味はあるけど何からはじめていいかわからない人は、「個人向け国債」「iDeCo」「つみたてNISA」など、低リスクでコツコツと利益を積み立てていけるような投資からスタートしてはいかがでしょうか。