3つに区分けができる日本の投資型クラウドファンディングの違いとは?

「投資型クラウドファンディング」と聞いて、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。加えて、投資型クラウドファンディングには3つの形態があることをご存知でしょうか。

いずれも金銭的なリターンを得られる点は共通していますが、それぞれ特徴があります。ここでは、どんな場合にどの形態を選択するべきなのか、投資のポイントを探っていきます。

投資型クラウドファンディングの3つの違いとは?

投資型クラウドファンディングには、
(1)融資型
(2)株式型
(3)ファンド型
の3つがあります。

融資型は「ソーシャルレンディング」とも呼ばれており、投資家からプロジェクト開始のための融資を募る形態です。投資家は資金を融資する代わりに、見返りとして利子を受け取ることができます。この融資型クラウドファンディングは、世界的にも高い比率でとられている形態で、市場規模は拡大し続けています。

株式型とは、投資した見返りに非上場企業の株式を入手できる形態です。いわばこれから伸びそうな企業への投資ができ、場合によってはその後、上場することで大きなリターンを得られる可能性があります。株式型は、日本では2017年ごろからスタートし、今後ベンチャー企業を支援する手段として認知が高まっていくものと考えられます。

ファンド型とは、クラウドファンディング運営業者が投資家から資金を募る形態です。投資家はさまざまなビジネスへ投資し、その結果、金銭的なリターン(配当)を受け取れる仕組みです。なお、配当以外にも商品などのリターンを受け取れる場合もあります。当初から利回りが確定しているわけではなく、支援した企業の売上などに応じてリターンが変わってくることが特徴です。

それぞれの投資のポイント

融資型の場合、その資金をもとにプロジェクトが成功すればリターンを得ることができますが、場合によっては拠出した資金そのものが貸し倒れとなるおそれもあります。一般的にはそうならないように審査がしっかりされているといえますが、元本が保証されているものではないことは認識しておく必要があります。その代わり、魅力的な利回りが設定されているともいえます。

株式型の場合、投資した企業が上場すれば大きなリターンを得ることができます。ただし、上場というゴールを達成したり、M&Aで買収したりといったことがない限り、投資して受け取った株式を現金化することは難しいでしょう。また、投資した企業が倒産した場合には投資金額は紙くずとなるため、ハイリスク・ハイリターンな投資であることを認識しておきましょう。

ファンド型の場合、リスクの点において融資型と株式型の中間と位置付けることができます。投資した企業の業績が想定以上に良ければ大きなリターンを得ることができますが、業績が悪ければリターンは小さくなります。

どんな人がどれを選択するべきか?

この3つの形態は、リスクとリターンの関係でいえば、一般的に融資型 < ファンド型 < 株式型の順にハイリスク・ハイリターンになります。そのため、ハイリスク・ハイリターンの投資を好む人は、株式型を中心に、コツコツ収益を得ていきたい人は融資型を中心に、その両方の果実を得たい人はファンド型を中心に検討していくと良いのではないでしょうか。

もしくは、それぞれの形態を組み合わせて、自分なりのリスク許容度に応じた投資を行っていきましょう。

応援したい企業を探してみよう

いずれにせよ、支援したい、応援したいと思える企業などに投資していくことが前提です。それぞれの形態や実際のプロジェクトを確認し、自身が投資したいと思えるものを選択していきましょう。

一般的に、どの形態も数万円程度からの投資が可能です。気軽に投資できる半面、リスクもあるということを認識したうえで、投資型クラウドファンディングを活用していきましょう。