資産運用向け金融商品の種類を知ろう!

はじめて入ったレストランで、メニューを見ずにいきなり注文する人はいないでしょう。まず自分の好みの料理があるか確認するはずです。

これは、はじめて投資するときも同様で、資産運用の目的に合った商品にはどのようなものがあるか、調べてからはじめることが大切です。ここでは、資産運用に向いた金融商品の種類を紹介し、投資の選択肢をふやすことを提案します。

まずは、資産運用向け金融商品の種類を調べよう

資産運用向け金融商品には、大きく分けて元本保証の商品と、値動きのあるリスク商品の2つがあります。どちらを選ぶかは、投資する目的によります。

教育資金のように3年後に進学と期限が決まっていれば減らすことは許されないため、元本保証商品を選ぶべきです。一方、ボーナスがある程度残ったので投資してみようという余裕資金で行う場合は、株式などのリスク商品で夢を買うのも良いでしょう。

ここからは、タイプ別に商品の種類をご紹介していきます。

元本保証の金融商品

ほとんどの人が利用したことがあるのは、銀行の「定期預金」や「定期積金」でしょう。普通預金とセットの総合口座で運用するので、投資といえるほどの商品ではありませんし、超低金利の今は少額では利息らしい利息は付かないのが難点です。

また、条件付き元本保証といえるのが保険会社で扱っている「学資保険」や「養老保険」です。保険商品は元本保証のイメージがありますが、特約をつけた場合、中途解約すると返戻金率が100%を下回るケースもあるため、完全な元本保証にはなりません。特約をつけず、なおかつ満期まで保有した場合は元本保証と考えていいでしょう。ただし、保険は保障が目的なので、資産運用という意味では少し弱いといえます。

他には、元本保証に極めて近い、国が発行する「個人向け国債」、地方自治体が発行する「地方債」などがあります。これらは銀行の定期預金よりは利息が高めです。

リスクのある金融商品

値動きのある商品の代表といえば「株式」です。リスク商品ではありますが、配当金や銘柄によっては株主優待などのインカムゲインもあるため、長期投資に徹すればさほどリスクが高いわけではありません。つまりは、運用方法次第です。

自分で運用するのが不安であれば、株式や公社債を組み入れた商品をプロが運用してくれる「投資信託」がいいでしょう。高い運用利回りのファンドが多いこともおすすめの理由です。また、最近普及してきた「REIT」も投資信託の一種で、不動産を運用の対象にしているので安定感があります。

もう一つ、元本保証に近い商品として「不動産投資型クラウドファンディング」などがあります。元本保証しているわけではありませんが、これまで元本割れした例はほとんど見られません。配当もほぼ予定利回りを確保しています。ただし、すべての業者がそうとは限らないため、上場企業など信頼のおける業者を選ぶことが重要です。運用成績は各社のホームページに掲載されているので参考にするといいでしょう。

積立型の金融商品

元本保証ではありませんが、積立投資は毎月一定の金額を購入することで買値を平均化できるので、リスクの低減に有効です。主な商品としては「積立投資信託」や「純金(ゴールド)積立」、「るいとう(株式累積投資)」などがあります。

積立投資のメリットは、銀行引き落としに設定すれば毎月自動的に買い付けされるため、手間なく投資できる点です。

資産運用に向いていない金融商品とは?

では反対に、資産運用に向いていない商品にはどのようなものがあるでしょうか。その代表例が「仮想通貨」です。実態のない通貨を、資産運用の対象にするには危険が伴います。マウントゴックスとコインチェックで2度の消失または流出事件が起きているのも、避けたほうがいい理由です。

また、「FX(外国為替証拠金取引)」や「バイナリーオプション」のように、配当金や株主優待などのインカムゲインがなく、為替が上がるか下がるかの二者択一による商品も、リスクが高すぎて資産運用には向いていないといえます。さらに、証拠金や残高が不足した場合に、追加の入金が必要な「信用取引」「レバレッジ取引」は損失を拡大させるリスクがあるので、資産運用に利用するのは避けましょう。

ここまでざっと資産運用商品のメニューを紹介しましたが、いずれにせよ自分の運用目的に合った商品を選択することが大切です。実りある資産形成ができるよう、商品選びは慎重に行いましょう。