少額非課税投資で住宅リフォームを安く行う方法

株式投資による収益で思い浮かぶのは、値上がりした場合に得られる売却益や配当金でしょう。しかし、株式投資で得られる収益はそれだけではありません。海外企業には少ない、株主優待という日本独自の有利な制度があります。

もし、住宅リフォームのような高額の出費を予定しているのなら、株主になることで安くリフォームが行えることをご存知でしょうか。ここでは、住宅関連企業の株主優待を利用してリフォームを安く行う方法を紹介します。

株式投資は多彩な収益が期待できる

株式投資は実にさまざまな収益が期待できます。値上がり益や配当金、株主優待の中心的な収益から、株主総会のお土産、株主懇親会や工場見学への出席などで、副産物的な収益を得られる場合もあります。

なかでも株主優待実施の有無は、近年、株価に大きな影響を与えるくらい重要な投資判断材料になっています。優待の内容は、製造業であれば自社製品の送付、小売業であれば食事や買い物に利用できる優待券を贈呈してくれるのが一般的です。

株主優待は高額な商品ほど有利に

株主優待券に関しては、大きく2つのタイプに分かれます。一つは1,000円相当の食事券や買い物券といった額面が記載されている商品券タイプのもの、もう一つは20%割引のような商品購入額から割り引いてくれる割引券タイプのものです。

後者の割引優待は高額な商品に使うほど有利になります。商品券タイプのものは1万円の食事で1,000円券を使えば支払額は9,000円ですが、20%割引券を使った場合は8,000円の支払いで済むので、そちらのほうがお得になります。

リフォームを考えたら少額非課税投資で住宅関連株を買ってみる

日常生活の中で多くかかる費用の主たるものといえば、住宅関連費用でしょう。家賃(または住宅ローン)、水道光熱費、マンションなら共益費、そして長く住む間にはリフォームも必要になります。特にリフォームは出費が高額なので、少しでも安くしたいところです。

そこで、コストダウンの一つの方法としてNISA(少額投資非課税制度)を利用して株主優待を実施している住宅関連株を購入することをおすすめします。

住宅関連企業の株主優待とは?

住宅関連企業の株主優待で多いのは、住宅工事費や賃貸住宅の仲介手数料割引(株主本人の場合、無料のケースもあり)、そしてリフォーム工事費の割引です。上記で紹介したとおり、株主優待は高額な商品に利用するほど有利ですが、その究極が住宅建築費で、2,000万円の1%としても20万円の優待となります。

ただし、株主優待は内容が変更になる場合もあるため、住宅関連株を購入するときは割引優待を実施しているのかどうか、事前にホームページで最新の情報を確認することが重要です。

いくらくらい安くできるのか

では、株主優待を使ってどれくらい安くリフォームできるのかを、ミサワホームの例で見てみましょう。

ミサワホームでは創立50周年の記念株主優待を実施中で、100万円以上のリフォーム工事を依頼すると、見積もり時に最大4%の割引(通常の優待時は3%)を受けることができます。

100万円の比較的軽めのリフォームなら4万円の割引ですが、300万円の大がかりなリフォームの場合は実に12万円の割引となる高額優待です。

一方で、出資額を見るとミサワホームの2018年4月10日現在の株価は921円で、100株なら9万2,100円の購入金額となります。したがって、250万円のリフォームに利用した場合は10万円の割引となり、株の購入代金をすべて回収できる計算になります。優待の権利を確定したあとは株を売却して現金化するもよし、そのまま保有して配当を受け続けるのも良いでしょう。

住宅関連株といっても、株価の水準には差があります。これから株式投資していくのであれば、コストパフォーマンスを計算し、少しでも有利な優待を利用できるように心がけると良いでしょう。