少額投資におすすめ!買い物のおつりで投資信託が買える新投資とは?

最近、「おつり貯金」を行っている人がふえています。これは読んで字のとおり、買い物などで出た小銭を貯金箱に入れておく方法です。実はこの貯金法を応用して、投資信託を買うという新しい投資が登場していることをご存知でしょうか。ユニークな「おつり投資」ですが、はたしてその仕組みとは?本稿では、おつり投資について紹介します。

超低金利でおつり貯金がブームに

現状、国内の金利政策に変化はなく、異常ともいえる低金利は当分続きそうな気配です。銀行預金金利も極限まで低下しており、2018年4月時点で三菱UFJ銀行の金利一覧で見ると、普通預金が年0.001%、スーパー定期預金で年0.010%となっています。

これは100万円を1年間預けた場合、普通預金の利息が10円、定期預金の利息でも100円しかつかないことを意味します。そのため、ほとんど利息はないに等しいと考えたほうがいいでしょう。細かいお金を銀行に預けに行くだけ時間のムダとなりそうなため、おつり貯金がブームになるのが理解できます。

買い物のおつりが投資資金になる

現在は、このおつり貯金を応用した新しい投資信託の商品が登場し、話題になっています。TORANOTEC投信投資顧問が運用する、その名も「トラノコ」というサービスです。

仕組みはというと、現金で貯めた小銭を直接、投資するのではありません。あらかじめ登録したクレジットカードや電子マネーを使った買い物で出た端数がトラノコに蓄積され、投資信託を購入できるシステムです。これなら、わざわざ投資資金を用意するわけではないので、負担感なく投資できます。

どういうシステムで投資信託を買えるのか

どのような仕組みで投資信託が買えるのかも見てみましょう。まず、トラノコや提携家計簿アプリに登録したクレジットカードや電子マネーを使って買い物します。すると、買い物データが携帯電話上に表示されるので、おつりを選択します。選択できるおつりの単位は100円、500円、1,000円の3種類です。

たとえば、360円の漫画雑誌を購入し、500円のおつりを選択すれば140円(500-360)が積み立てられ、1,000円のおつりを選択すれば640(1000-360)円が積み立てられます。月1回、その月に選択したおつりの合計が登録した銀行から自動で引き落とされ、あらかじめ指定した投資コースで投資信託が買い付けされます。

家計簿代わりにもなり便利

このサービスには、もう一つ便利な機能があります。トラノコと提携している家計簿アプリと連携すると、トラノコの画面上に購入した商品と金額、そしておつりの額が表示されるのです。つまり、トラノコと家計簿アプリの両方を登録すると、家計簿をつける手間が省けるというわけです。主婦にはうれしい機能といえます。

投資スタイルは3種類から選択可能

投資スタイルは、次の3種類が用意されています。

・安定重視の「小トラ」……米国や欧州の債券が50%以上を占め、安定運用を目指します。
・バランス重視の「中トラ」……債券と株式をバランスよく組み入れ、高利回り運用を目指します。
・リターン重視の「大トラ」……株式を50%程度組み入れ、積極的なリターンを目指します。

ちなみに国内株式投資信託は「TOPIX連動型」を採用しています。最後に手数料ですが、次のコストがかかります。

・トラノコ利用料 月額300円(税込)
・出金手数料 300円(税込)
・運用報酬 トラノコに預ける純資産額の年0.3%(税抜)
・監査費用等手数料 上限年0.1%(税抜)
・ETF売買手数料等 年0.06~0.1%程度(税抜)
※公式ホームページに記載されている数字です。

おつり貯金を応用した新しい投資「トラノコ」は、低金利を逆手に取った投資方法です。こんなユニークな商品が登場するとは、投資の世界は本当に奥が深いともいえるでしょう。