積立分散投資で確実にふやす!「ほったらかし資産運用」とは?

「ほったらかし投資」という言葉が話題になっています。目先の利益を狙うのではなく、投資信託を中心に複数の運用先を組み合わせ、自然に収入を得る仕組みを毎月つくれば良いというものです。

自分で売り買いするとリスクが高くなるため、複数の積み立て投資を組み合わせて確実に資産をふやす「ほったらかし投資」は、リスク分散の意味で理にかなっています。ここでは「ほったらかし投資」で買っておきたい商品と運用方法について紹介します。

ほったらかし投資とは何か

最近、金融関連の書籍やムック本のタイトルでよく目にするのが「ほったらかし」という言葉です。要は、個別株を頻繁に売買するのではなく、インデックスファンド(価格が日経平均株価やTOPIXなどの株価指数に連動して動く投資信託)を毎月購入し、そのまま保有し続けるというシンプルな投資方法のことです。

一度、自動的に買い付ける設定にすれば、あとは手間をかけずに自然に資産がふえるとされていることから、「ほったらかし投資」と呼ばれています。

ほったらかし資産運用の基本は積み立て分散投資

ほったらかし投資を応用した資産運用で中心になるのは、積立分散投資です。積み立てなら高いときも安いときも同じペースで購入するため、買値を平均化する「ドル・コスト平均法」のメリットをいかすことができます。

ニッセイ日経225などのインデックス型のほかにも、公社債投資信託や米国株などの外国投資信託、金(ゴールド)積み立てなどといったように、複数の銘柄に分散することでリスクの低減を図ります。

毎月分配型商品を組み入れる

ほったらかし運用を続けるには、そのモチベーションを維持するためにも、毎月収入を得られるような仕組みにすることが大切といえます。投資信託は、銘柄によっては毎月決算して分配金が配当されるものもあるので、一部でも組み入れておけば投資がより楽しくなるでしょう。

値動きを気にしない心のゆとりがメリット

ほったらかし運用の一番のメリットは、値動きを気にせずに心にゆとりをもって投資できることです。株主優待でおなじみの桐谷広人氏は、リーマン・ショックで持ち株が大暴落し、ヘモグロビンの数値が一気に悪化したというエピソードを語っています。

このように、持ち株の下落が大きなストレスになることは明らかです。その点、ほったらかし運用ならリスクの低減と同時にストレスも少なくなるため、ダブルの効果があります。

慣れてきたら個別株にも応用してみよう

なかには、ほったらかし運用が有効とはいえ、自分がこれぞと見込んだ銘柄が大きく値上がりしてこそ、投資のおもしろさがあると考える人もいるでしょう。

そこで、投資信託でのほったらかし運用に慣れてきたら、個別株にも応用してみましょう。その場合に利用したいのが「るいとう(株式累積投資)」です。いわば個別株の積立投資にあたり、株価が高いために一度で買えないような銘柄を、毎月同じ金額で少しずつ購入していくシステムです。こちらも「ドル・コスト平均法」を応用しているので、リスク分散になります。

私たちの生活には、仕事もあれば家事や子育てもあり、趣味に使う時間も欲しいでしょう。そう考えると、投資に関する値動きのチェックや銘柄の選択に毎日時間を取られるのはもったいないと思う場面があるかもしれません。

自分なりの最強の積み立てポートフォリオを組んだら、あとは「ほったらかし資産運用」をしましょう。日々の値動きに一喜一憂せず毎月資産がふえていけば、忙しいサラリーマンや主婦にとって、それは最適な投資法になるのではないでしょうか。