不動産投資型クラウドファンディングを比較する際の3つのポイント

不動産投資型クラウドファンディングは、不動産に投資して家賃や売却益から分配金・償還金を得る仕組みであり、予定分配率の高さから人気を博しています。とはいえ、何でも投資すればいいというわけではありません。

アベノミクスが始まったときのように、不動産価格の上昇が期待できるタイミングでは特段迷いなく投資できます。しかし、いざ経済情勢が悪化したり、雲行きが怪しくなったりしたときは、クラウドファンディングにおける各プロジェクトの見定めがものをいうことになります。

そこで、不動産投資型クラウドファンディングを比較し、投資を成功に導くための3つのポイントを解説します。どのような経済状況においてもこの3つのポイントをおさえ、不動産投資型クラウドファンディングをうまく活用していきましょう。

比較ポイント1:不動産業者の選定

不動産業者の選定は運用結果に大きく影響を与えます。体力のある会社か、上場企業のように信用力があるかなど、まずは対象となる業者についてチェックしましょう。過去に行政処分などを受けていないかも確認しておくと安心です。このほか、過去の実績を確認し、実際に資金が滞った案件はないか、予想分配金は想定どおりに支払われているかについても確認しましょう。

実際に投資していく際には、ホームページ上での投資のしやすさ、運用状況のわかりやすさなども確認しておきましょう。業者選びの際にサイトの使い勝手の善し悪しを見ておくことで、後々の運用の手間や利便性に好影響が出てきます。

比較ポイント2:物件の選定

投資する物件の見定めも必要です。ご自身の投資ニーズに合う地域・構造か、借りる人のニーズが高い地域か、好不況に左右されにくい物件か(例:マンションやアパートなど居住用の賃貸物件は景気に左右されにくい)など、その時の状況に応じて投資物件の見方は変わってきます。

案件が多ければ良いというわけではありません。むしろ、案件は少なくても立地のいい不動産投資案件であれば、投資のしがいがあるでしょう。逆に案件が多すぎると、どれに投資していいかがわからないといった悩みを抱えることもあるかもしれません。「わかりやすく、投資してみたい」と思える物件を探していくのがポイントです。

例えば、ワンルームマンションであれば、近くにコンビニエンスストアがあるか、駅から近いかなどの消費者目線を持つことが大切です。クラウドファンディングでは、不動産業者が選りすぐった物件に投資するため、最終的な確認として、こうした消費者目線で確認していくことが大切になってきます。

比較ポイント3:最適な利回り

運用資金をふやすという観点から見れば、利回りが高いに越したことはありません。ただし、利回りが高い=リスクが高くなる傾向にあります。例えば、都市部よりも地方のほうが、新築よりも中古のほうが、それぞれ利回りは高めとなる傾向にあります。

そのため、利回りが高い物件を狙っていくのか、多少低くても売却する際に買い手が見つかりやすい都市部を狙っていくのかなどを検討する必要があります。また、利回りの高い案件から低めの案件までバランスよく投資する方法もありますので、ご自身の投資ニーズに合わせて最適な利回りを確認しましょう。

うまく使いこなしてニーズにマッチした運用を行っていこう

不動産投資型クラウドファンディングは、不動産のプロに任せながら自分自身でも不動産投資を経験できる大変ユニークかつ魅力的な投資方法です。上述した3つのポイントを踏まえ、うまく使いこなすことができれば、低金利の世の中でも高い利回りを享受できるでしょう。

まずは、複数の案件に時期をずらして分散投資するなどして、リスクを減らしながら運用していってみましょう。不動産投資は面倒で多額の資金が必要という先入観を拭い去り、気軽に少額からできるクラウドファンディングを実践してみてはいかがでしょうか。