資産運用は「目標年利」を決めてから始めるのが効率的

家を建てるのに設計図を書かずに始める建築家はいません。資産運用もゴールになる目標を決めずに闇雲に始めても、良い結果は得られません。本稿では、「教育資金」「老後資金」など、想定するステージごとに目標年利を決めて投資する効率的な資産運用を考えます。

資産運用の目標年利が決まれば選ぶべき投資商品が見えてくる

資産運用で大事なことは、目的に合わせて目標年利を決めることです。そうすることによって選ぶべき最適な投資商品が見えてくるからです。では、300万円の投資資金があると仮定し、目標例を3つのステージに分けて考えてみましょう。

1.教育資金を用意する場合の目標例
運用目的の中では、教育資金が一番わかりやすいでしょう。高校の入学金であれば中学の3年間で、大学の入学金であれば高校の3年間で用意することになるでしょう。3年間が1つのサイクルになるため、目標は立てやすいはずです。

3年間という期間を考えると、4~5%の利回りは欲しいところです。5%で運用できれば3年後には347万円(再投資分を含む)にふえて返ってきます。50万円弱の収益は、入学金の一部としては十分な金額でしょう。ただし、期限が決まっているため、リスクの高い商品で運用することは避けるべきです。安定した収益で、なおかつ高利回りのファンドが多い「不動産REIT」あたりが無難な運用先といえます。

さらに、長期的視野に立つご家庭であれば、子どもが生まれた途端に大学入学までの教育費を考えるかもしれません。こちらは18年という長い期間なので、「ジュニアNISA」を利用したり、安定して高収益をあげる優良株や成長分野に投資する「株式投資信託」などを用いたりして、高い運用利回りを目指すのもいいでしょう。ジュニアNISAは投資的な色合いが強いので、5%以上の運用利回りを目指すことも十分可能です。

2.老後資金を用意する場合の目標例
一方で、老後資金は教育資金と違い、期限が決まっているわけではありません。実際に定年が近づいてから用意し始めるのでは遅く、若いうちから資産運用を始める必要があります。以前なら銀行の「財形貯蓄」がおすすめでしたが、超低金利の現在ではほとんど資産増加効果が期待できなくなりました。

老後資金は、運用期間が極めて長いので無理に高利回りを狙う必要はありません。積立型投資商品の複利(再投資)運用で堅実にふやす方法が安全です。目標利回りは1~5%(複利効果分を含む)あたりを目指しましょう。1%では少ないと思うかもしれませんが、複利運用なので300万円を1%で30年間運用すれば404万円に資産が増加します。104万円の収益ですが、2%ならその倍のため、長期投資がいかに有利かがわかります。

3.その他の資金を用意する場合の目標例
その他のまとまった費用としては、結婚資金や旅行資金、自動車購入資金などが挙げられます。こちらは、プランが決まればおおむね1年以内に実行されるのが普通です。したがってこれらの資金の場合、長期投資は向いていません。もちろん、急騰している株に乗って一気にふやそうという短期投資は論外です。

そこで、1年以内の中期投資に最適な商品を選ぶ必要があります。その代表的な商品が「不動産投資型クラウドファンディング」です。この商品は運用期間が3~12か月(TATERU Fundingの場合)と比較的短いので、機動的な運用が可能なのが魅力です。不動産が対象なので、運用成績は極めて安定しています。目標利回りはTATERU Fundingの実績例で、年利3~5%が十分に期待できます。

目標が見えると投資は楽しくなる

投資は、目標が見えることによって運用が楽しくなってきます。例えば、教育資金なら子どもが入学する様子、自動車購入資金ならマイカーを選ぶときの様子などが目に浮かんでくるでしょう。それが投資に対するモチベーションを維持することにつながります。目標が見えない投資は単なる数字の移動でしかありません。また、数字のみを追いかけると、時にリスクの高い投資で賭けに出るようなことになりかねません。

あなたもゴールの先にある喜びのシーンを心に描きながら、目標を決めて楽しく投資を始めてみてはいかがでしょうか。