不動産投資は資産運用の選択肢 成功に必要な3つの能力とは

不動産投資は、複数ある投資手法の一つで、一般的にミドルリスク・ミドルリターンといわれています。

世界的に見ても日本人は、資産運用をしない人が多いことで有名です。それは、金利をほぼ生まない現預金の総資産に占める割合の高さからもわかります。今後、ますます高齢化が進んでいく中で、年金など国からの補助が少なくなることを考えると、「お金に働いてお金を作ってもらう」スキルを学んでおくことは大変に意義があるでしょう。

投資は絶対に成功するというものではなく、投資先のそれぞれに特性があります。自分の性格や特徴、とれるリスクと目標とする利益などにより、適正な投資手法は異なります。

本稿では、不動産投資で成功するために必要とされる能力について、他の投資で求められる能力とも対比しながら、お伝えしていきます。

数字を見て判断できる能力

まず、数字を見て投資の適不適を見極める能力が必要です。自分が住む家を購入するときは、数字を見るよりも実際にそこに住みたいかという感覚のほうが重要です。しかし、不動産投資では違います。投下した資本や借入金に対して、「どの程度リターンがあるのか」「そのリターンはどの程度の安定性があるのか」といったことを分析する必要があります。

不動産を購入するタイミングでは多くの情報が入ってきますが、時間的にすべての物件の現地調査をすることは困難です。書面上で大体の当たりをつける分析プロセスを確立しておくといいでしょう。

最初の頃はとにかく同じプロセスを繰り返すことによって、物件を精査するスピードと精度を上げていきましょう。反復して経験を積むことで、条件を見聞きしただけでも物件の善し悪しがある程度判別できる能力が身についてくるためです。

分析の手法はさまざまですが、数字を分析し、物事を把握する能力はどんな投資にも求められる能力といえます。

コツコツ積み上げることができる忍耐力

不動産投資では特に必要な能力として、コツコツと積み上げることができる忍耐力も重要です。

株式投資やFX投資と比較し、不動産投資は長期的な投資です。ローンの借入期間が30年や40年になることもあります。不動産投資は、不動産を購入して売却するといったような膨大な利益を得ることを目的とした投資ではなく、月々の家賃収入からローン返済などの支出を除いたお金を貯蓄していく「コツコツ型の投資」が主です。

したがって、毎月お金を堅実にためて、ある程度の金額になったら、その信用力を活かして次の投資に向かう。そして、時機を見て不動産を売却してお金にし、次により良い資産を購入していくといった、長期的な戦略を練っていく必要があります。

そういった意味でも、瞬間的な利益や損失に過度に一喜一憂することなく、地道にコツコツと積み上げていける方のほうが成功しやすい投資といえます。

意外と求められるコミュニケーション能力

不動産は基本的に人を介して紹介されますし、賃貸経営も人を介して募集が行われます。つまり、不動産購入においても、購入後の賃貸経営においても、利害関係者と適切にコミュニケーションをとっていく能力が求められます。

サラリーマンの方は、日々コミュニケーション能力を磨かれている人が多いでしょう。ただ、各業界のカルチャーや暗黙の了解のようなものが、どの業界にもあります。これらは、業界の方々と多く接する中で学んでいくものです。いってはいけないこと、いうべきこと、お願いしてもよいこと、お願いしてはいけないことなどを学び、身につけていくことが必要です。

大家だけでなく、仲介業者や賃貸管理業者も利益が上がる「Win-Win」の関係が構築できるコミュニケーションが取れるようになれば、成功にグッと近づくでしょう。

数字を分析することや忍耐力を身につけ、さらにコミュニケーション能力も必要になることを知ったうえで、不動産投資家として成功すべく行動していきましょう。