資産運用の利益、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の違いは?

資産運用から発生する利益は、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」に分かれます。キャピタルゲインを得られるのは元本保証商品にはない投資の魅力ですが、それを追い過ぎると大きな損失を被るリスクも併存します。本稿では、キャピタルゲインとインカムゲインの違いを見ながら、資産運用に相応しいインカムゲイン商品の魅力についてご紹介します。

「キャピタルゲイン」とは何か

キャピタルゲインとは、株式や不動産などを売却したときに生じる利益のことを指します。どの程度のキャピタルゲインを目指すかは、運用期間によって変わってきます。

毎日キャピタルゲインを目指すデイトレードでは、とにかく値動きの良い株を買って、少しでも利幅が出たところで利益を確定します。この投資スタイルで生活しているのが、いわゆる専業投資家です。

次に、中期で一定のキャピタルゲインを得たい場合に有効なのが「権利落ち投資法」です。高配当を実施している銘柄や人気の株主優待株などは、権利落ちと同時に株価が急落しやすい傾向があります。そこで、あえて権利落ちしたところで買いを入れ、次の権利取りに向かって株価が上昇したところで売却して確実に利益をあげる投資法です。6か月弱でじっくり成果を待つため、中期投資に最適な戦略といえます。

長い目で見て株価の上昇を目指すのが長期投資です。ウォーレン・バフェット氏や澤上篤人氏など有名投資家がこのスタイルをとっています。短・中期投資ですと、どうしても株価が少し上がったところで利益を確定したくなってしまい、その後の株価上昇の果実を得られないケースがあります。その点、長期投資なら目先の株価に一喜一憂することなく、大きな成長を待てるので、結果的にパフォーマンスが高くなるのです。

「インカムゲイン」とは何か

一方のインカムゲインとは、不動産ファンドの分配金や債券の利子、株式の配当金や株主優待など、保有していることによって得られる収益を指します。単純な売却益(キャピタルゲイン)だけでなく、株式投資であれば株主総会に出席したときにお土産が出たり、会社の創立〇〇周年で記念品が送付されてきたりと、副産物的な収益を得られる場合もあります。

銀行預金や国債では収益は利息や利子のみですが、株式・不動産投資などでは、このように実にさまざまな収益の種類を目の当たりにすることができます。

キャピタルゲインを求めるなら余裕資金で

キャピタルゲインを求める投資の際は、余裕資金で行ったほうがいいでしょう。定期的に収益を得られるインカムゲインと違い、キャピタルゲインを狙うとどうしても欲が出てしまいます。急騰している株に釣られて高値づかみしたり、もっと上がるだろうと思って売り逃したり、予定どおりに利益をあげられないのがキャピタルゲインです。

それでも、キャピタルゲインこそ投資の醍醐味と考えるのであれば、ボーナスの残りやオークションで得た売上金など、資産運用とは資金を分けて投資するようにしましょう。

インカムゲインを求めるのに最適な商品は?

資産運用の基本は、やはりインカムゲインで安定した収益を得ることではないでしょうか。教育資金や老後資金など、目的を持った資産運用において、資金が目減りしては意味がありません。リスクを覚悟で高い利益を求めるよりも、安全着実に資産をふやせるのが理想的なかたちです。

その意味で、近頃注目されている投資商品が「不動産投資型クラウドファンディング」です。この商品は株式のように値動きがないので、価格の変動を気にすることなく満期を待つことができます。1口1万円からの少額ではじめられ、1年未満で満期を迎える商品もあるため、手軽に投資できるのがメリットです。

安定した運用成績のファンドが多く、リスクが少ない割に年利5%前後の分配金を得られることもあり、インカムゲインを求めるのには最適な商品といえます。

長期投資と中期投資の両輪で豊かな投資を

以上、キャピタルゲインとインカムゲインの違いについてご紹介しました。資産運用は、長い目線でインカムゲインを狙い、安定した収益を得ることが基本になります。債券や株式などを長期保有すると同時に、中期投資の「不動産投資型クラウドファンディング」で利益を重ねていく。車の両輪のような投資スタイルで、豊かな投資の道を進めれば理想的でしょう。