投資先としてとても有望なクラウドファンディングとソーシャルレンディング

新商品の開発や映画の制作、寄付の募集や融資・出資の募集など、さまざまな資金調達手段として使われているクラウドファンディング。特に、ソーシャルレンディングとも呼ばれる融資型クラウドファンディングは、株式や債券、投資信託とは違った特徴を持ち、新たな投資先として注目されつつあります。

クラウドファンディングとは何か?

クラウドファンディングとは、群衆という意味の「クラウド」と、資金調達という意味の「ファンディング」を組み合わせた造語です。

クラウドファンディングはその言葉どおり、多くの人たちから資金の提供を募ることを意味します。日本では江戸時代に、特定の人が集まった組織内でお金を集め、その中の一人が家や家財を購入するために資金が必要となったときに、資金を融通し合う「無尽講」と呼ばれる仕組みがありました。この仕組みもまた、クラウドファンディングの一種といえるのかもしれません。

今では、インターネットによって特定の地域などに限定することなく、幅広く資金を募集できるようになったことでクラウドファンディングの仕組みは大きく発展し、年々その市場規模が拡大しています。

クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違い

ソーシャルレンディングとは、クラウドファンディングの一部を指す言葉です。クラウドファンディングの種類は大きく分けると次の4つになります。

① 購入型
② 寄付型
③ 融資型
④ 投資型

このうち、「③融資型」のクラウドファンディングをソーシャルレンディングとも呼んでいます。ソーシャルレンディングとは、インターネット上で「お金を貸したい人」と「お金を借りたい人」を結び付け、資金を融通しあう仕組みです。最初は、文字どおり「お金を貸したい人」と「お金を借りたい人」を結び付けるサービスもありましたが、次第にリスクを軽減するために変化していきました。

現在は、ソーシャルレンディング業者が借りたい人を探し、返済に問題がないかを審査したうえで、ファンド(匿名組合契約)として「お金を貸したい人」を募集するスタイルがほとんどです。

ソーシャルレンディングを使った資産運用のメリット

ソーシャルレンディングを使った資産運用の最大のメリットは、毎月コツコツと資産を積み上げていくのに向いているという点です。株式投資や投資信託などと違い、資産価格が変動する「価格変動リスク」とは基本的に無縁で、貸し倒れのような事態に陥らなければ元本を毀損することもありません。

また、分配金を毎月受け取れるファンドが多く、資産残高が着実にふえていくのを実感しやすいところも魅力です。

毎月積立をしながらファンドを購入し、ファンドから受け取った分配金は新しいファンドに投資する。このサイクルを繰り返しているだけで、多額の資産を築くこともできるかもしれません。2018年5月時点のソーシャルレンディング業界の平均利回りは、約8.4%となっています。仮に、年利8.4%の利回りの商品を毎月5万円ずつ積立しながら複利運用した場合、10年後には積立てた資産が935万円になります。

もちろん、ソーシャルレンディングの場合、毎月ファンドの募集があるとも限りませんし、投資を申し込んでから運用が開始されるまでの間にタイムラグが発生するため、実際の運用では先ほどの計算どおりになるとは限りません。ただ、年利8.4%という利回りは、大変魅力的な数字であるといえます。

少額から簡単に始められる利回りが高い投資

ソーシャルレンディングは、今まで銀行などの金融機関が行っていた事業者や不動産などへの貸付を、インターネット上で個人でもできるようにした、比較的新しい金融サービスです。

利回りが高く、株式投資や投資信託のように価格変動リスクを負うこともなく、1万円程度の少額から投資することも可能です。コツコツと資産をふやしていきたい資産形成層にとって、まさに理想的な投資が行える運用先です。